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スキマ時間でやることとは?

就活や転職活動で忙しい諸君は、面接の練習や履歴書の作成に終われていることだろう。
しかし、やらなければならないことは、緊張しないように練習をするだとか、履歴書を過剰に丁寧に書くとか、ハウツー本を読むことではない。
そんな小手先のテクニックでは理想の職業人生は送ることが出来ないと言っておこう。
準備すべき事はもっと別にあるし、フレームワークを使えばある程度就活に必要な事前準備が明確になる。
以前のブログにも書いたが、筆者は毎年面接官として新卒社員の面接を行っている。
折角時間や費用を掛けて来社されても、ご縁がなくて断ること…のほうが多い。
そんな中で如何に自己分析が大事かと言う事について述べた。
例えば何かモノを売るときに、全く知らないものを売ってこれる人は単なる詐欺師である。
その商品の良さを知ってこそ、お客様にどんなベネフィットが与えられるか伝えられる。

就活も同じ。
自分の売りどころが希望する会社の何に役に立つのか?
何を売り込みに来たのか?
そもそも、なぜ面接に来たのか?
会社から見れば数十年の300万円/年間の契約をするようなもの。
ちょっとした機械よりも、店舗よりも、1番金のかかる投資であると認識するだけでその後の行動は全く変化するのではないだろうか。
企業分析はフレームワークを使う
ところで、自分を知っているだけでは売り込みなど出来ない。
申込む会社がどんな会社か?
ただ闇雲に調べたところで本質は見抜けない。
しかしフレームワークを使えば簡単に紐解ける。
応募企業をSWOT分析

出典 産業技術大学
基本中の基本のフレームワークだが、意外とやったことの無い就活者は多い。簡単だから是非トライしてみよう。
その会社の強み、弱みは何か。
その会社のチャンスは、リスクは?
使い方具体例
あらゆる情報を集めながら応募するライバルメーカーと比較してみる。
例えばK’sデンキを例にとる。

売上規模は確かにヤマダに部がある。
ヤマダの都内進出パワーは目を見張る。
しかしケーズは長期保証というサービス、何よりケーズはホワイト企業、残業やノルマが少ないため、世間からのイメージが良い。
これもケーズの差別化戦略。
イメージの良さはかなりの強みだ。
そんな親切なイメージの強いケーズの長期保証は高齢化の波がひとつのビジネスチャンスとなる可能性が高いが、今後のAmazonらのネット家電店の脅威は計り知れない。
家電は店頭で見てネットで買う人が急激に増加するかもしれない。
この一連の作業は通勤や通学時間のスマホタイムだけで十分だ。
PEST分析
また、「これからはどんな業界や企業にチャンスがあるのか」といった広義な分析をするならば、PEST分析をおすすめする。

出典 あいち産業振興機構
PEST分析とは、政治、経済、社会、技術という4つの視点で世の中がどう移り変わっていくかを考える手法である。
例えば、高齢化社会×空き屋問題。
特に郊外の地域の過疎化は激しい。
そんな中で空き屋を中心に賃貸している不動産屋は伸び代があるかもしれない。
IoTの進化×独身男女の増加と高齢化。
ひとは寂しいもので、一人では生きられない。
そこでペットを買う。
ペットグッズは右肩上がりで成長。特に猫。
ペットはネット買うことは殆どない。
と、言うことはペットショップは更に成長していく可能性がある。とか。
ポイントは出した事象をクロスさせること。
TPPの廃止×健康志向 = 国産農業のチャンス
オリンピック×テロの驚異 = 安全な日本の観光ビジネスが短期的に最大化?!
株で言ったら銘柄探しをするような感覚だ。
企業情報の入手方法
四季報でもいいが、ここならば非上場企業もある程度調べられる。
与信調査と言って、調査会社が独自に調べた結果をシートにまとめているものだ。
会社概要から財務情報や今後の方針などが一目瞭然。

出典 niftyビジネス
わずか1,600円。スマホでも閲覧可能だから、この情報は強く勧める。
こういった情報を手がかりに、その会社の強み、弱み、機会、脅威を洗いだし、その上で本当にその会社に未来があるかを冷静に判断すべきなのだ。
自分の目で判断せよ
エージェントの口車に簡単に乗ってはならない。
彼らは成約することが仕事なのであって、良い会社を紹介することではない。
彼らにとっては金を払ってくれる会社が良い会社なのである。
縁があれば定年まで働く可能性だってある。
確かに面接は場馴れのようなものも必要だと思うが、手を抜かずに一社ずつ徹底的に調べる事で、闇雲な就活から抜け出すことが出来る。
選考に参加しようとしている企業は勝ち組か?負け組か?
入れればいいってものでは決してない。
だから尻尾を振って色目を使う必要など無い。
もし私が面接を担当したら、元気だけ良い口が達者な奴よりも、口数は少なくても思慮深く、流暢でなくても質問にしっかり答える奴を間違いなく合格にする。
思慮深くなりたいなら、とにかく事前準備をすること。
その辺のハウツー本はわかったように「企業分析と自己分析が大事だ!」と言うが、マーケターである筆者が聞くと、実にふわっとした頼りない分析方法を書いているケースが多い。
まだまだ使うべくフレームワークは数多くある。
順次紹介していこうと思う。
通勤時間や通学時間などの隙間を有効に使って欲しい。







