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出世しにくい時代


30代も後半に差し掛かってくると、周囲の友人知人で管理職になっていく。

管理職になり始める年齢は40代が最も多いが、早い人は30代前半から抜擢される人もちらほらいる。

属している会社や組織の影響が強いので、必ずしも実力と比例しない。

ただ、どの会社でも若くして抜擢される人はいくつかの力を持っている事が多い。

古代から続く、出世への欲望

組織という存在自体は、日本を統治する機能が産まれてから存在するが、わかりやすいのは幕藩体制か。

各藩主が徳川幕府という組織の支社長みたいなもので、例えば西郷隆盛や大久保利通なんかは一般社員が一気に執行役員になったようなもの。


その頃も今と同じく、幹部になれば報酬も地位も手に入れられた。
必死にアピールしたり、勉強する姿勢は今も昔も変わらないのである。

出世するメリットとは?

収入が増える


これは前述の通り、役職者は一般的には給料がぐっと上がる。

皆、何のために働いてるかと言えば、お金の為が第一なのだ。

報酬が上がらなくてはやる気は起こらないだろう。

セレクションアンドバリエーションの調べでは、管理職になれば一般社員の給与から年収は平均1.7倍から2倍は上がるようだ。

仕事がしやすくなる

昔、こんな男性がいた。

とにかく出世したいとのこと。何故そんなにこだわるのかを聞くと「はくが付くから」とのこと。

この男性は正直で極端な上、目的に乏しいが、役職を得ると他部門や得意先、取引先と仕事をする上で楽になる事が多い。

役職者は一定の権限を持たされているので、相手もそれなりの態度で構えてくる。

平社員だった頃は口も聞いてくれなかった他部門の幹部が急に態度を変えたりする。

個人的にはそのような人間にはなりたくないが、得てして人というのは足元を見る生き物だ。

これも古来から続く習慣なので相手を変えるのは難しい。

スケールの大きい仕事が出来る


何と言っても、部下を使ってより大きな課題に取り組めるのが一番の醍醐味だと思う。

チームを纏めるのは大変だが、自らが動くのではなく、戦略を以て大仕事を成し遂げた時の達成感は、実務者だった頃では味わえない。

出世するために必要な力

管理職とは経営幹部になると言うこと。

昔と違って、管理職者は厳選される。

と、言うことはより大きな仕事に携わるチャンスが増える。

その為、会社側も人選には気を使う。

これはどの業態職種でも同様だろう。

色んな本が出ていて、いろんな事を言っている。態度はこうすべき、発言はこうすべきなど。

それが正しいか誤りなのか、微妙なラインのアドバイスをするつもりはない。

ここは筆者の私見ではなく、長く経営トップのメンタルトレーナーを続けてきた西田氏の言葉を借りよう。

経営者(管理職も同様ととらえた場合)に必要な3つの力

(1)成信(せいしん)力

成功を信じて、夢のような将来を思い描く力のことだ。

つまり、ビジョン。

ビジョンが無ければ、どこに向かっていけばいいのかわからない。

実務者は指示されたミッションをこなすことが仕事だが、管理職は自らミッションを作らねばならないのだ。

そしてその成功が会社や率いるチームに幸福をもたらすことを信じさせる力も必要だ。

つまり、後ろ向きなタイプでスピード出世は難しいと言うことだ。

(2)苦楽(くらく)力

逆境を楽しめる力のことだ。

中間管理職は上から怒られ下から突き上げられるタフなポジションだ。

ここを乗り越えられないと経営幹部は先ずなれない。

そしてこの状況を楽しむくらいの胆力が無ければ、メンタルが蝕まれて休職に追い込まれる。

筆者はそのような人を何人も見てきた。

そして苦しい状況に負ける人、弱っていく人はタフさが足りないと見なされ、出世は遠退くのである。

(3)他喜(たき)力

当ブログでも過去紹介したが、最後はやはり人を喜ばす力があるかどうか。

過去記事西田文郎が説く、経営者の必須のスキル、他喜力について

上司や会社の役にたっているか?
後輩のちからになってあげられているか?
取引先や得意先に重用されているか?

仮に営業成績が抜群の営業マンがいたとしても、その人に他喜力が備わっていないと、マネジメントに向いていないと見なされて出世は遠退く。

逆に、成績は並みでも他喜力が備わってる人は、何故か出世してしまうもの。

このように、人間として当たり前のスキルがあるか、つまり人間力があるかどうかが最大の分かれ道となるのだ。

上記を満たしても出席率出来ないケース

例外があることを説明しておこう。

例えばイレギュラーなケースは沢山ある。

先ず、会社オーナーの子息は100%何があっても出世する。
これは仕方無い。

日本の8割はオーナー型企業なので決して少なくは無いだろう。
そして、いくら貴殿が優秀だとしても、ポジションに空きが無ければ出世できない。

このジレンマは筆者は何度も経験している。

特に中小、零細企業ほどその傾向は強い。

ポジションの絶対数が少ないのだ。

チャンスが無いなら早めに動け!

ポジションが無いのに出世を目指しても、達成出来ない。それがストレスになっている人はとても多い。

こんなことを言っては根も葉も無いが、結局タイミングや縁の問題が大きいのだ。

筆者はせっかちなタイプなので、自分のチャンスを積極的に見つけに行った。

そして現在の会社で、課長候補として採用され、一年遅れたが(これもタイミング。

会社の予算都合)無事出世した。

どうしても出世して収入を上げたいなら、転職市場の方が確実だ。

何故なら、管理職候補募集の場合、当然そのポジションを欲しがっている企業=そのポジションが空いているからだ。

そこでそこそこの成果と上記3つの力を示すことが出来れば出世率は(外部要因を除けば)90%以上と言って過言ではない。

色々と転職サービスを使って感じたのは、管理職候補の求人の殆どはエージェント式転職サービスのクローズ案件と言うことだ。

管理職へのパスを見つけやすいエージェント

筆者は様々なサイトに登録し、面談を重ねてきた。

その中で管理職へのキャリアアップを狙えそうなサイトを厳選した。

① リクルートエージェント

リクルートエージェントの最大の強みは、人材をスカウトする担当と企業から案件を拾ってくる担当が別れているので、案件数そのものが他の有名エージェントより多いところである。

その為、中小企業から大企業、外資に至るまで様々な案件の中から厳選することができる。

リクルートエージェントは、流石大企業のエージェントなだけに、対応も良い意味でマニュアル通り。丁寧だし、悩んだり困ったりしたときの対応も的確。

更にメールでのサポートも手厚いので、転職初心者マークにはおすすめだ。

② マイナビエージェント

もう一社。もし転職自体未経験ならば、マイナビエージェントが最もおすすめだ。

マイナビエージェントは他の企業よりも一人一人のサポートが手厚く、面接のシュミレーションまでやってくれた。特に30代のミドルクラスの転職に強く、管理職候補の案件数がとても多い。

30代にもなれば、今後の収入を鑑みると、そろそろプレイヤーからマネジメントの仕事を意識すべきだ。

筆者が関わったエージェントの方によると、そんな悩みも含め、丁寧に面談したり面接のシュミレーションなどを行うことで他社と差別化しているとのこと。

おわりに

正直中間管理職は大変だ。

ブラックだ。

しかし、やりがいや報酬はもちろんのこと、人としての一段の成長が期待できる。

現在目指していない人も、是非意識してみては。

それだけでも個人業績や周りの反応は変わるかもしれない