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就活に年齢制限は無い

昔からよく言われる35歳説。

35歳を過ぎると転職が難しい

未だにこのような説を胸を張って主張する人もいる。

現状に不満や不安を持っている人の方が多いのではないかと筆者は思う。

給与が増加傾向、と言うのは大企業や新入社員の話。

我々ミドルレンジは自力で富を掴むしかない。

筆者は100%満足いく状態ではないにせよ、30代中盤で給与を微増させながら転職を二度と行った。

そして、そこそこ大きな会社で管理職になれた。

先ず結論から言おう。

世の30、40代の転職希望諸君よ。全く悲観する事はない。 

我慢せずに外に飛び出すのだ。僕たちはどこまでも行ける。


苦労人世代なアラフォー

就職氷河期を強いられた。

やりたい仕事に就けず妥協した。

毎日激務過ぎて体を壊した。

我々の世代は本当に苦労が絶えない。

我々の若い頃はモーレツ社員と呼ばれる、とにかく死ぬまで働くような人間がマネジメント職に就いていた。

よって我々も若い頃は、その社畜スピリッツに共鳴するか強制的に付き合わされ、余暇など殆ど無いような仕事人生を送らされてきた。

世の中景気が良くなった、いざなぎ景気を超えた、と言われても全く実感が湧かない。

そんな社会背景で病む人間が増えた。筆者もまたその一人。

一度うつ病を発症して休職までした身だ。

参考記事:筆者のうつ病からの復職を語る

4度経験した就活人生の沿革

世の中上には上がいるのはわかっていながら、一つのモデルケースとして、筆者の職業人としての沿革に付き合って欲しい。

1.新卒就活時代

筆者はアパレル業界への就職を目指していた。

理由は「ださい大人になりたくない。

華やかな業界で働きたい」こんな単純なものだった。

確かに服は好きなのだが。

しかし当時は5000人収用可能な会場に満席なくらい説明会に人が集まるものの、採用は「10名程度」

オーディションかっ!

と言うくらいにアパレル業界は狭き門だった。

結局何十社も受けたがどこも引っ掛からずに断念。

大阪まで最終面接に行った企業もあった。

約束の時間に行ったのに既に始まってて遅刻扱いされたこともあった。

受け続けてわからなくなった。

そんなに業界研究をして、自己アピールの練習をして、取り繕った自分で入社して何になるのかと。

者は大学生の頃、自分が好きなことしかしなかった。

ボランティアだの、部活だの、全くやっていない。

ただ服が好きだから受けてるだけなのに。

何でただ働くだけで、こんなに苦労しなければならないのかと。

面接官に
「あんた、身長いくつ?」と聞かれたこともあった。

確かに販売員ならスタイルなども問われるのかもしれないが…そんな聞き方は…
浅草橋にある繊維メーカーではExcelの使い方について答えただけで笑われた。
横柄に足を組んで面談していたり、急に愚痴がはじまったり。散々。

2.  暗黒の第2新卒時代

その後もめげずに様々な業界を受けてみたものの…どこも受からず。

しばらくフリーターでいいや、と卒業した後も進路は決まっていなかった。

しかし、当時好きだった子に「仕事してない人は嫌!」と言われ、零細企業のPGとしてようやく就職。

しかしそんな動機で仕事は続かず。

仕事を教えてくれる人はほとんどおらず、ネットでプログラムの質問をするような状況だった。

しばらく頑張ったが、流石に耐えられなくなり半年で辞職。

またフリーターを…今度は8ヶ月近く続ける事に。

肩身が狭かった。見栄っ張りなので、流石に堂々としていられなかった。

フリーターをやってみて、低収入と不安定さがよくわかった。

それでもお歳暮のお客様相談室の先輩たちは本当にキラキラして働いていた。

不思議な友人が芽生え、次のランドセル商戦に向けてスカウトされたものの、筆者は転職を決意。

そこで製薬メーカーの営業の募集を職安で見つける。

営業経験者と書いてあったが、図太いメンタルで応募→採用となり、ようやくキャリアがスタートすることに。

結局、何故か中途ではなく未経験の筆者を選んでくれた。

新卒、既卒者へアドバイス 

 

求人票の募集要項を満たしていなくても、とりあえず受けよう。

大事な事は、要項を満たしているかどうかより、その会社の面接官と会って肌が合うかどうかだ。

もうひとつ。第二新卒や既卒専用のリクルートサービスは沢山ある。


まずは登録してみて、自己分析診断など色々なものを試してみるといい。東京都でも既卒者中心の求職サイトがあるので、参考にしてほしい。

3.   35歳、突然のM&Aからの転職

製薬メーカーでは営業経験を7年積ませてもらった。

外回りで交渉する仕事は筆者に合っていたので、楽しみながら仕事が出来た。

しかし次第に製品の企画開発を自分がすべきだ!と言う勝手な思い込みが強くなり、当時の社長に直訴。

30前に、晴れて製品企画担当のプロダクトマネージャーに任命された。

苦労も多かったが、マーケティングを一生の仕事にしようと思える
ようになった。

そんな矢先。

大手企業に買収され、販売部門は敢えなく完全吸収となる。

筆者はマーケティングから営業に戻らなくてはならなくなった。

しかも担当は小さな規模のところばかり。

これでは将来のキャリアが腐る!家族も安定して養えない!と思い、転職活動を始める。

マーケティングをやっていただけあり、手前味噌だが情報収集能力には自信があった。

先ずはエージェントに登録して、自己分析をしながら職務経歴書を書く。

当時は大手のリクルートエージェントなどにお世話になった。

ほぼ非公開求人なので、面談を申し込んで直接求人票を見せてくれるようなスタイルだ

ここから数社受けさせてもらった。

転職アドバイス

就活するなら先ずはエージェントへ登録することからスタートだ。

indeedなどからは見つけられない、クローズ求人が多数存在する。

特にミドルレンジの転職は非公開の場合が多いので、新卒の時のような探し方では難しいので注意しよう。

勿論、無料で活用できる。

何故なら彼らは雇用者と労働者のマッチングの成果を出せば、雇用主であるクライアントから数百万の手数料を得ることができるからだ。

よって我々はお客様扱い。

務経歴書の書き方、仕事の探し方などを丁寧に教えてくれる。

だから逆に言うと、エージェントにもしっかり自分を売り込む必要があるのだ。

高く売れそうな素材であると認識させればこっちのものだ。

4. 2年後、まさかの転職活動

37歳の時に事件は急に起こった。

勤めていた会社は東京支社だったのだが、大阪へ部署ごと移転することになったのだ。

これは完全に片道切符を意味する。

筆者は悩んだ。

このままこの会社でキャリアを積むべきか。

あと数年で管理職にはなれるかもしれない。

だが、今の会社に将来性はあるのか?片道切符でもしがみつくべきか?

一度うつ病にまでなったが、本当にしがみついていいのか?

最終的には家族の意見を参考にした。

妻は筆者の行動如何に異論無しと言うスタイルだったが、子供は素直だった。

私「大阪転勤になった。単身赴任する」
子「嫌だ。離れて暮らしたくない」
私「じゃあ、一緒に大阪へ来てくれるか?」
子「嫌だ。学校変えたくない。離れて暮らすのも、大阪に行くのも絶対嫌だ」
私「わかった。(転職するか…)」

こんなやりとりだった。

これは昭和の家庭では想像出来ないだろう。

昭和のサラリーマンは、会社に人生を預けるスタイルだったが、平成の世はそんなしがみつく必要は無いだろうと感じた。

子供や妻、両親の為にも転職しよう。

最終的には、ただそれだけの動機だった。 

ちなみにどの友人に相談しても何故か大阪行きを賛成してくれなかった。

行っちゃダメだ!根拠も無くそう言う友人すらいた。

そんな状態なので、転職する気満々だった。

大阪へ行ったら、東京での転職活動は難しくなる。だから2ヶ月で決める必要があった。

現在の職場を探すのにはそんなに苦労はしなかった。

5社くらい受けて、最初に受けたのが今の会社だったが、あまり悩まずに即決した。

今のところその選択に後悔していない。

ちなみに筆者は働きながらエージェントと会った。辞めると焦りが出るので、絶対に働きながら活動しよう。

エージェントは夕方あたりから勝負の仕事なので、全く遠慮せず、遅くから会えばよい。

昭和な考え方を今すぐ捨てよう

筆者を含め、昭和生まれのバブル前後育ちは、非ゆとりメンタルが強く、つい会社優先に考えてしまう傾向がある。

また、美学を求め勝ちなので

「辛いとか嫌だとか、そんな理由で転職なんて」
「やはり動機は仕事軸で無いと…」

など、かっこつける人が多い。全く非合理的で不要な感情だ。

筆者は思う。

2000年代前半の、あの超氷河期の面接。

面接相手は、その人間が社畜化出来るか見定めていた。

我々も如何に社畜宣言が出来るか…

条件なんて質問はご法度だった。

そして嘘でも何でも立派な学生時代を送っていたかを発言するよう訓練させられていた。

やりがいのありそうな人気職種は大概ブラック。

しかし時代は大きく変化した。

今、新卒と面談すると、仕事内容よりも報酬と休暇の質問が中心。より本質を捉えているのだ。

ちなみに筆者は自慢ではないが、新卒の頃から残業などの質問はしっかりしていた。

だからどの会社にも全く相手にされなかった。

そんな筆者はスタイルを変えずにアラフォーの就活に挑んだ。

して2度も転職出来た。

もう我慢しなくていいのだ。

君たちはどこにでも行ける…

この題名の本を読んだとき、本当に時代は変わったと感じた。

最後に。誰のための転職?

転職は自分の為にするか。

人のためにするか。

筆者の新卒時代教えられたのは、自分軸だった。

働く動機なんて何だっていいはずなのに、美談に変換させられた。

だから一昔では「自分のキャリアため」が当然のように叫ばれていた。

そんなカッコつける必要あるだろうか?

毎日残業で家族と過ごせる時間が無いから、子供と過ごせる時間を作りたい。

もっと言えば、友達や恋人と過ごす時間がもっとほしい。

それでもよいのではないか?

例えば結婚して子供がいれば、自分の為では無くなる。

筆者は現在の会社での面談で、転職する理由をはっきり言った。

「家族の都合で大阪には転勤したくないので、東京でマーケティングの仕事を探しているから」と。

自分の動機を美化しなくていい。

素直に転職したい理由を述べれば良いのだ。

ちなみに、もし条件面以外の部分が不安だったら10万件の企業口コミが集まっている、キャリコネを覗いてみたら良い。年収はもちろん、内部情報もかなりリアルに描かれている。